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教団の成立
最初の説法により、5人の比丘たちはつぎつぎに迷いを除き去った境地にたっすることが
できた。この境地を「阿羅漢(あらかん)」というが、この阿羅漢が世のため人のために働き
始めると「菩薩(ぼさつ)」と呼ばれるようになる。この菩薩の働きを繰り返し繰り返し実行
することによって「仏陀」の境地に到達できると、大乗仏教では説かれている。
さて、5人の阿羅漢が誕生し、釈尊の導きのもと、この阿羅漢たちも釈尊の教えを説き広める
働きを行なうようになり、ここに最初の釈尊教団が誕生した。それから、釈尊の教えは急速に
広まり、釈尊が80歳でお亡くなりになった後は、上座部と大衆部に分裂し、その後も宗派、
諸派など10以上の区別ができてしまったものの、それが綿々と2500年後の現在まで
継承されてきているのである。
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