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南伝仏教
釈尊によって説かれた仏教は、お経が成立してから、益々その速度を増して世界中に
広がることになる。特に、日本に伝わってきた仏教は、南伝仏教と北伝仏教にわけられる。
南伝仏教とは、インドから、現在のミャンマーやベトナム等の東南アジアを経由し日本に
伝わった仏教で、上座部(小乗)仏教といわれるものであり、仏教の教えの、より根本的な
内容であることから、根本仏教とも呼ばれる。
根本仏教は、釈尊が悟りをひらかれてから初期の頃に説かれた内容が主で、法則的、
哲学的な色が濃いが、釈尊と同様の悟りに至るための方法なども含まれている。
具体的なお経としては、華厳経、阿含経などに代表され、特に華厳経は、唯一、
釈尊が直接語られた言葉がそのまま文字に表わされたお経であるといわれている。
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